「冬の貴婦人」




『もしかして…僕を…忘れてた?』


『忘れさせやしない…』


『忘れるコトなんてできないさ…』



ああ…
ミンチョル~~~

すっかりソギョンにイっちゃってた…(ゴメン)(爆)
↑おい!


おまたせしました~!

「美日々」創作文、イきます!

遅くなりましたが、最後までUPしました~
イヤン(*ノ∇)ゝ♡






*     *     *     *     *

(1)

「ヨンス…何を見てるの?」

ベランダの鉢植えをのぞき込んでいるヨンスに、
ミンチョルは笑いながら話しかけた。

ヨンスのさらりとした髪が、朝日に透けている。

「ええ…。いただいた鉢植えの花が咲かないの…。
冬に咲く花だから、とても楽しみにしてるんだけど。
まだ、つぼみがとても小さくて…」

「ふうん…。なんていう花?」

「クリスマスローズって言う花なのよ」

「なるほど…。冬の花ね…」
「じゃ…僕は行ってくるよ…」

「あ…お時間とらせてしまって、ごめんなさい。
いってらっしゃい…」

玄関まで見送りにきたヨンスにむかって、ミンチョルはいった。

「ヨンス…忘れてるよ…」

「え?」

ヨンスの華奢な肩を両手でしっかり掴み、
グイッと抱き寄せると、
少し驚くヨンスの唇を、ミンチョルの唇が覆った。

「あなた…」

合わせた唇のわずかな隙間から、
ミンチョルは舌をすべり込ませ、絡ませてくる。

「ンン……あふぅ…」

そして、ヨンスの唇を味わうだけ味わうと、
ミンチョルはヨンスからパッと離れた。

「じゃ、行ってくるよ…」

ミンチョルは、ニッと笑うと、
クルッと身を翻し、ドアから出て行った。

残されたヨンスはその場に立ったまま、
唇を指先でそっとなぞり、
ミンチョルの残した感触を確かめていた。

そして、火照った頬に手を当てると、呟いた。

「…私ったら……」

もうすっかり慣れたはずなのに、
ミンチョルの濃厚なキスには、
いつも体が反応してしまう。
体の芯が熱くなり、何かが蠢き出すのが、わかる。

ミンチョルに慣らされるうちに、
ヨンスは、どんどん貪欲になる自分を感じていた。



*     *     *     *     *



ミンチョルは、外出先から戻る途中、花屋の前を通りかかった。

店先には、色とりどりの薔薇や豪華な百合、
可憐な花々が、売られていた。

「クリスマスローズ…だっけ」

ミンチョルは、ふと呟いた。

そして、いきなり、花屋の店の中に大股で入っていった。

「いらっしゃいませ…」

店員は、ミンチョルの顔を見たとたん、
急ににこやかな表情になって対応した。

「なにかお探しですか?」

「あのう…クリスマスローズ、ありますか?」

「あ…クリスマスローズは、今ちょうど売り切れてしまって…」
「冬の花で人気がありますから…」

「そうですか…どんな花か実際に見たかったんですが…」

そういうと、諦めたように微笑んで、ミンチョルは帰ろうとした。

そんなミンチョルの笑顔にすっかり気をよくした店員は、
何かを思い出したように、再び声をかけた。

「売り物ではないんですが…
たしか店の奥にあったかもしれないので、
ちょっと待っていて下さい」

そして、店員は、小さな鉢植えをもって戻ってきた。

「ありました。これですよ」

小さな鉢植えには、ダークなピンク色の可憐な花が、
まるでうつむくように咲いていた。

(あ…この花がそうなのか…)

ミンチョルは、今朝のヨンスの様子を思い出していた。

「可愛い花ですね…」

「ええ。今度の入荷の予定は、まだ未定で…」

「いえ。花を見たかっただけなので…」
「どうも、ありがとう」

ミンチョルは、ニッコリと微笑んでお礼を言うと、店を出た。

ミンチョルの背中を見送りながら、
店員は、そっと頬を赤く染めた。



*     *     *     *     *



「ただいま…」

今夜のミンチョルは、いつもより遅い帰宅だった。

「お帰りなさい。あなた…お食事は?」

「連絡できなくてすまない。
急に約束が入って、食事は済ませてきたよ」
「ヨンス…キミは?」

「ええ…済ませたわ」

片づけをしているヨンスに、ミンチョルがいった。

「今日、花屋で、クリスマスローズを見たよ」

「え?」

「売り物じゃなかったんだけどね。…キミのも早く咲くといいね」

「わざわざ探して下さったの?」
「可愛い花だったでしょう?」

ヨンスは、ミンチョルが興味を持ってくれたことが、意外だった。
そして急にうれしくなった。

「可愛い花だね。地味というか…」

「『冬の貴婦人』って、呼ばれているらしいのよ」

「ふぅん…冬の貴婦人か…」

「キンポウゲ科の花でね、
ヨーロッパでは、クリスマスの時期に咲くから
この名前がついたらしいのよ。それでね…」

ヨンスの話を聞きながら、
ミンチョルは、冬の貴婦人に想いをはせていた。

決して派手な花ではないが、うつむき加減で咲くこの花は、
たしかに気品があった。
どこか妖艶な感じさえ抱かせる花だとミンチョルは思った。

(ピッタリな名前かもしれないな…)

「この花が咲いたら、スケッチしたいわ。
今度はパステルで仕上げようかしら…」

そう話すヨンスの目はキラキラと輝いていた。

ミンチョルは、そんなヨンスが、たまらなく愛しくなった。

(冬の貴婦人か…)



*     *     *     *     *

(2)

風呂上がりの長い髪を乾かしたヨンスは、やっと寝室に入ってきた。

ミンチョルは、読んでいた本を置くと、ヨンスに声をかけた。

「おいで…」

ヨンスは、そっとベッドに入った。

ミンチョルは、ヨンスの髪を撫でながら、額に口づけた。

そして、ヨンスをじっと見つめた。

ヨンスは、目を瞑り、
今にもあの濃厚なキスが降り注がれるだろうと思っていた。

しかし、今夜のミンチョルは違っていた。

ヨンスの顔を見つめたまま、
パジャマの上から、片方の手で、膨らみに触れる。

人差し指で、円を描くように撫でると、
膨らみの頂点がすぐにそそり立ってきた。

「あ…」

ヨンスが、不意をつかれたように、小さく声を漏らす。

今度は、その頂点を人差し指と中指で、
軽くつまんで転がすように愛撫する。

パジャマの上からもくっきりと固くなっているのがわかる。

「あぁ…」

目を閉じたまま、小さな喘ぎ声を漏らすヨンスの唇は、
開きかけの花びらを連想させた。

ミンチョルが、手のひらに力をこめて、膨らみ全体をこね上げると、
身を捩りながら、ヨンスが目を開けた。

「あなた…」

その言葉を遮るように、ミンチョルはヨンスの唇を吸った。

そのまま、パジャマのボタンを器用にはずしてしまうと、
するりと脱がせた。

続いて下も脱がせてしまうと、
ミンチョルも上半身を脱ぎ、下着だけになった。

「あなた…明かりを…消して…」

「暗くしなきゃ…ダメ?」

「ええ…恥ずかしいわ…」

「今夜は、キミを見たい…」

「…でも…」

「…初めだけ…いいだろ?」

ミンチョルは、甘えたように、
前髪の間から、上目遣いにヨンスを見る。

(あ…この目…)

ミンチョルのこの目を見てしまうと、いつもヨンスは拒めなかった。

仕方ないわという風にヨンスは、うなづいた。

そして、やはり恥ずかしさで、胸をそっと両手で隠した。

明かりの下で、羞恥心に足を閉じ、
白い裸身を捩るヨンスを見て、ミンチョルは思った。

(この体を…思いきり開かせたい…)

ミンチョルは、ヨンスの細い手首を掴んで上に挙げさせた。

露わにされた二つの豊かな膨らみは、
その頂点をピンク色に色づかせ、上下している。

ミンチョルは、その一方を口に含み、舌で丁寧に転がした。

そして、ちらりとヨンスの様子を窺いながら、歯を立てる。

「あンっ…」

もう片方を揉みしだきながら、指先での愛撫を続けると、
二つの頂点は、これ以上ないくらいに、そそり立った。

ヨンスは、眉を寄せ、喘ぎ声が漏れるのをこらえていた。

「気持ちいい?」

ミンチョルに優しく囁かれると、
このまま彼の愛撫に身を任せて、
官能の渦に飲み込まれてしまいたいと思った。

ミンチョルは、舌を這わせながら、ヨンスの腿の内側に辿り着いた。

両手で優しく腿を掴むと、足を開かせようとした。

「ほら…もっと開いて…」

ヨンスは、少し開きかけたが、
ミンチョルのしようとすることに気がついた。

「あ…そこは…ダメ…」

「いいから…」

「ダメ…よ…」

「僕に…よく見せて…」

ミンチョルは、今度は強引に足を開かせた。

「あぁ…イヤ…」

ヨンスは、ミンチョルの肩を掴んで抵抗したが、
かまわず、ミンチョルは、ヨンスの秘部に顔を埋めた。

くちゅっ…くちゅっ…

強弱をつけて、リズミカルに吸い上げながら、
舌で一番敏感な場所を探り当てた。

今度は、そこを中心に吸いながら、舌で絶妙に撫で上げる。

「ああン…ダメ…」
「あぁっ…んんっ…」

ついに大きく喘ぎ始めたヨンスの声を聞きながら、
ミンチョルは容赦なく責め続けた。

(僕の前だけだ…もっと淫らになって…)

ヨンスは、いつしか自分から大きく足を開き、
ミンチョルに合わせて、腰を動かしていた。

それどころか、まるでせがむように、
ミンチョルに腰を押しつけていた。

「あぁっ…そこっ…」

ヨンスは、自分の淫らな貪欲さに驚きながらも、
もう何も考えられなくなっていた。

(そう…もっと…)
(ああ…私…おかしくなりそう…)

ミンチョルのサラサラとした髪が揺れる。

愛しさがこみあげ、ヨンスは、ミンチョルの髪を撫でた。

それも束の間、うねるような熱い波が押し寄せて、
ヨンスは体を反らした。
体の奥に蠢く何かが、一気にあふれ出す。

「ああっ…」

ミンチョルは、顔をあげると、
熱っぽく潤んだ目をしたヨンスを見た。

舌だけで軽く果てたヨンスを見て、
満足そうに微笑むと、指先で口を拭った。

そして今度は、その長い中指をぬぷりと
ヨンスの奥深くに差し入れた。

「あンっ…」

ヨンスは、痺れきった意識の中で、
また新たな刺激に体の奥が、
反応し始めていることを感じていた。

ミンチョルは、溢れる蜜を指先で絡めながら、
より敏感に固くなっている部分を
撫であげ、転がした。

ヨンスは、たまらず懇願するようにいった。

「ああっ…あなた…もう…私…」

「…ダメだよ…ほら…」

意地悪く微笑むミンチョルは、愛撫をやめようとしない。

そして、ヨンスの恍惚とした表情を観察しながら、
耳元で囁く。

「こんなに…すごい…よ」

「あぁ…あなた…」

ミンチョルに見られていると思うと、ヨンスは一層登りつめた。

「あぁぁあぁぁっ…」

ヨンスは、体をピンと反らせると、
ふるふると痙攣して、果てた。

そして、腰をくねらせて、ミンチョルの体にすり寄せた。

「あ…あなた…お願い…」

もはや、ヨンスは、清楚に咲く花ではなかった。

愛しい男の手によって十分に開かせられ、
とろりとした蜜をたたえて、
妖艶に誘う花と化していた。

「わかったよ…しょうがないな…」

ミンチョルは微笑むと、下着をとり、
自身を押し当てゆっくりと体重をかけた。

我慢できないくらいミンチョルを欲していたヨンスは、
ミンチョルをするりと飲み込んだ。

ミンチョルの太い腕にしがみつき、
しなやかな腰の動きに合わせる。

「あっ…あっ…」

ヨンスは体の奥から、歓びが湧き上がるのを感じていた。

ミンチョルも、ヨンスの絡みつくような淫らな動きに
驚くと同時に、陶酔していた。

「ああっ…すごい…よ……」

「ああ…あなた…」

そして、二人は登りつめた。

ミンチョルの顔がゆがみ、低く呻いた。


 
     *     *     *     *     *



二人は、汗でじっとりと濡れたお互いの体を寄せ合っていた。

ミンチョルが、ヨンスの長い髪を弄んでいる。

「明るいままだったね…」

ミンチョルが、悪戯っぽくピクッと片方の眉毛をあげながら、いった。

「ほんとに…意地悪ね…あなたって…」

ヨンスは、鼻にシワを寄せて、むくれたフリをした。

「ねぇ…」

ミンチョルが、甘えたように潤んだ目で、見つめる。

(この目…)

ヨンスは魔法にかかったように、拒めない。

優しく微笑むと、ヨンスはいった。

「今度は…明かりを…消して…ね」

「…わかった…」



スタンドの明かりだけの薄闇の中に、
ヨンスの肌が、白く浮かび上がった。
そして、ミンチョルは、唇を這わせていった。



     *     *     *     *     *



翌朝、ベランダに出ていたヨンスが、
うれしそうにミンチョルに声をかけた。

「あなた!咲いたわ!」
「つぼみが開いたの!」

ミンチョルは、コーヒーカップを置くと、
ヨンスの方を見ていった。

「よかったね…」

ヨンスがうれしそうに持ち上げた
鉢植えのクリスマスローズは、
うつむくように薄ピンクの花びらを開かせていた。

「冬の貴婦人か…」

ミンチョルが呟いて、フッと微笑んだ。

(…いつも僕が…開かせてあげるよ…)








・.*. .:。Fine ・.*. :。







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by leejewel | 2007-02-23 10:34 | 創作文 「美日々」
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