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swim(2)





お待たせしましたぁ
我慢できなかったのは…
だあれ?(爆)
あ、ここは、もちろん『R指定』です。
↑もちろんって…イヤン(*ノ∇)ゝ



前のお話「swim」(1)は、こちら…






・。○。・○○ . 。○・゜○。。・。○ 

プールを後にして、着替えをすませたミンチョルは、
ヨンスが着替えて出てくるのを待っていた。
やがて、まだ乾かし切っていない髪をポニーテールにして
ヨンスが現われた。

「あなた、遅くなってごめんなさい…」

「大丈夫だよ」
「キミこそ、疲れただろ?」

ミンチョルは、ヨンスの顔を覗き込んだ。

「じゃ、行こうか!」

そういうと、怪訝な顔のヨンスに、有無を言わせず、
手を引いて、エレベーターに乗り込み、階のボタンを押した。

「部屋を用意してあるんだ。疲れるだろうと思って…」
「…いいだろ?」

照れくさそうに鼻を指先で撫でながら、
甘えるようにちらりと見るミンチョルに、
ヨンスは、すっかりあきれていった。

「あなたったら…」

(なぜ、私は、拒めないのだろう。
あなたに求められると、体の奥深い所から、
どうしようもなくなるの…どうして…)

ヨンスは、しばらくミンチョルを見つめた。
ミンチョルが優しく肩を抱く。
ヨンスのポニーテールの後れ毛を指先でなぞりながら、
うなじに軽くキスをする。
ヨンスが、びくんと反応した。

「あなた…」

「平気だよ。僕たちしかいない…」

「…でも…あ…」

ミンチョルが唇を離すと、エレベーターは、部屋のある階に到着した。


     *     *     *     *     *


部屋に入るなり、ミンチョルは、ヨンスを抱きしめた。
額をくっつけ、鼻と鼻をこすり合わせながら、
唇を合わせる。
ミンチョルに、唇全体を押し包むようなキスをされると、
ヨンスは頭の奥がジーンと痺れ、体に力が入らなくなる。
知らぬ間に滑り込んだ舌に、自分から舌を絡めてしまう。

ミンチョルは、唇を離さないまま、ヨンスの服を順に脱がせていく。
そして、下着姿のヨンスを抱き上げると、ベッドに下ろした。

ヨンスは、ポニーテールの髪をほどいた。
長い黒髪が、さらりと広がった。
ミンチョルは、自分も全て脱ぐと、ヨンスの下着を剥ぎ取った。
さっきまで、水着に包まれていたその二つの膨らみは、
ひときわ大きく揺れた。
ピンク色の頂点は、待っていたかのように、ツンと上を向いている。
ミンチョルが、そこに軽く口づけすると、
小さく声を漏らし、ヨンスは体を反らした。
口に含み吸い上げると、すぐにそそり立ってくる。

「すごく感じてる…ね」
「ここも?」

ミンチョルは囁きながら、手を伸ばし、
秘めた場所へするりと指を滑り込ませる。
でも、いきなり入れたりはしない。
丁寧に押し広げると、
奥の一番感じやすいつぼみを探り当て、
ころころと弄ぶ。

「あぁンっ…」

「いい?」

ヨンスは、いつもより丹念にいじられているようで、
腰から突き上げてくる熱いうねりを押さえきれなくなっていた。
足は、いつものように閉じようとしているのに、
いつしか自分から大きく開いて、
指の動きに合わせ、腰を浮かせてしまう。
シーツを両手で掴みながら、小さく喘ぐヨンスの反応を窺いながら、
ミンチョルは、中指を、蜜の中心深くに侵入させた。

「どう?」

「ああぁン…」

ヨンスは、白い体をピンと反り返らせ、大きく喘いだ。

「ここも、すごい…」

ミンチョルは、あふれ出る蜜を絡めながら、指先を繊細に動かし、
固くなっているつぼみを揉みほぐす。
いじられているその奥から甘美なうねりが、押し寄せた。

「あああぁぁ…ダ…メ…ぇぇ…」

切り裂くような細く高い声をあげて、ヨンスは達した。
そして、ますますあふれ出す蜜と、
体の奥から、熱くこみあげてくる渇望感を
どうにもできなくなっていた。

「あなた…お願い…」

甘えたように懇願するヨンスの耳元に、ミンチョルがいった。

「まだ、ダメだよ…」
「油断すると、すぐ、あんな若い男と…」
「僕が嫉妬深いって…知ってるだろう?」

「…誤解…よ。私…そんなつもりじゃ」
「あぁン…」

ミンチョルは言葉で責めながら、
指先は繊細に確実にヨンスの感じる所を責め続けていた。
既に一度達しているヨンスは、また登りつめようとしていた。
あきらかに淫らに変化している。

(本気で責めてるワケじゃない…)

ミンチョルは、思った。
でも、あんな光景を目の当たりにすると、
かすかに嫉妬の炎が揺れるのもウソではなかった。
だから、よけいに、ヨンスを思う存分、乱れさせたかった。

(僕にもっと…溺れて…)


「ああっ…もう…」

「もう?我慢できない?」

「ええ…もう、我慢できないの…」
「あなたが…欲しい…の」

ミンチョルが本気で責めているのかどうか、
そんなことは、ヨンスにはどうでもよかった。

(あなた…お願い…)

すっかり淫らに、貪欲になったヨンスに、
ミンチョルは、少し驚きながらも、満足感を覚えていた。

「…我慢できないのは、キミの方だったんだね…」
「仕方ないな…」
「じゃ、後ろを向いて…」

ミンチョルは、ベッドの上にヨンスの手と膝をつかせた。
いわれるままの姿勢をとるヨンスは、妙に艶めかしかった。
たまらず、後ろから一気に突き入れる。

「ああぅっ…」

ミンチョルの動きは、滑らかで、そして執拗だった。
シーツを掴むヨンスの黒髪が、ミンチョルに翻弄され、
ざくんざくんと乱れた。
ヨンスの細い腰を掴み、容赦なく揺らすミンチョルに、
ヨンスは必死に応えていた。

「あぁっ…もう…私」

ヨンスが登りつめたとき、
ミンチョルも、低く咆吼し、果てた。

     *     *     *     *     *

ヨンスは、ミンチョルの厚い胸に抱かれていた。
まだ余韻が、体の奥に残っている。

「泳ぎに来たのに…」

ヨンスは、何気なくつぶやいた。

「泳いだろ?」
「プールでも…ベッドでも…」

ミンチョルは、片方の眉毛をピクッとあげて、クスッと笑った。

「いじわる…」

ヨンスは、少しすねたそぶりを見せながら、ミンチョルを見あげた。
ミンチョルの滑らかな肌を撫でながら、ふと思った。

(泳いでないわ…私は、いつも溺れてる…)

少し汗ばんだミンチョルの胸にキスをしてみる。

「フフ…くすぐったいな…」

ミンチョルが、体を捩って敏感に反応した。
ヨンスは、そのまま唇を一方の頂きまで、滑らかな肌に這わせていった。
いつも自分が、ミンチョルにされているように、
頂点を口に含み、チロチロと舌で転がしてみる。

「ああぅっ…」

ミンチョルは、思わず悩ましい声を出してしまった。
褐色の肌の上の小さな頂点は、そそり立ってきていた。

「あなた…感じてるの?」

「あぁ…」
「でも、いきなり…どうして?」

「あなたのマネがしてみたかったの…」

思いがけないヨンスの愛撫に、
ミンチョルは目を閉じ、されるがままになっていた。
切なげに眉をキュッとしかめて、小さく喘ぐミンチョルを見て、
ヨンスは、体の奥が再び熱くなってくるのを感じた。

やがて、ミンチョルは、ゆっくりと目を開けた。

「キミが悪い…」

ニッと笑うと、ヨンスの手を掴んだ。

「また…」
「我慢できない…よ」

囁くミンチョルの悪戯っぽい目が、妖しく輝いた。






. 。○・゜○。。・。○ Fine ○. 。○・゜○。。・。

by leejewel | 2006-11-29 15:38 | 創作文 「美日々」
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