swim(1)





お待たせしました~
「美日々」その後のストーリーです。

ミンチョルの泳ぐところ…
ううっ見たい…




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(1)

「ねぇ、ヨンス。水着もってる?」

二人で過ごす休日の午後、ヨンスに、ミンチョルがきいた。

「え?いいえ、もってないけど…どうしたの?」

ヨンスは、怪訝そうな顔で、ミンチョルを見ながら答えた。

「うん…。実は、ホテルのフィットネス事業をやってる友達が、
新しくオープンするプールに試しに行ってみてくれないかっていうんだ。
屋内プールだし。
これからどうかなと思って…」
「行ってみない?」

ミンチョルが前髪の向こうから、探るような視線を送ってくる。


「ええ…。でも…私。水着は…」

言いよどむヨンスを、ミンチョルが優しく説得する。

「水泳は体にいいよ。負担も少ないし。水の中を歩くだけでも…」
「大丈夫だよ。僕がついてるから!」

ヨンスは、プールに入るかどうか以前に、
移植後の検査の痕のことを気にしていた。
そんなことは、ミンチョルもわかっている。
プール施設を使って、術後、リハビリする人はたくさんいる。
普段、閉じこもりがちなヨンスも、こういう機会なら、
ましてや自分と一緒なら、
いい気分転換になるのではないかと思っていた。

「行こうよ、ね!」

ミンチョルは、いいだしたら、きかない。
いたずらっ子のような上目遣いで、ニッと微笑まれると、
ヨンスは断れなかった。


     *     *     *     *     *


「これじゃ、水着というより、アスリートみたいだな…」
「うーん、でも仕方ないか…」

季節はずれの水着探しに、
大型スポーツ用品店にやってきたミンチョルは、
水着売り場で呟いた。
まるで、水泳のインストラクターのような水着ばかりだった。

「まぁ!ご夫婦お二人で、ホテルのプールなんて、羨ましいですねぇ」

店員は、ミンチョルをじろじろと見ると、実に羨ましそうに言った。
水着を店員と選ぶヨンスは意外に楽しそうだったので、
ミンチョルは安心した。

ヨンスは、前にファスナーのついたスポーツブランドの水着を選んだ。

(これなら、痕も見えないし…大丈夫だわ…)

着替え終わって、試着室のヨンスは、
待っているミンチョルに声をかけた。

「あなた、これ、どうかしら?」

「うーん…」

ミンチョルは、顎から口元にかけて手をやりながら、しぶしぶOKした。
ヨンスは、ミンチョルの不満げな様子も気になったが、
これからプールに入るという不安でいっぱいだった。


     *     *     *     *     *


そこは、高級ホテルにふさわしくスタイリッシュなフィットネス施設だった。
かつて飛ぶ鳥を落とす勢いのビクトリー全盛期、
御曹司であるミンチョルにとって、
このような場所に来ることは、ごく当たり前のことだったろう。
こういう場所でのミンチョルの振る舞いは一流で、
何気ない仕草も洗練されていた。
周囲の人たちの反応からも、彼は、どこにいても目立つ存在なのだと、
ヨンスは改めて実感した。

一般へのオープン前で、招待客だけとあって、ほどよくすいていた。
それぞれの脱衣ルームに入り、水着に着替えた。
プールサイドで待つミンチョルの目の前に、
ヨンスは、恥ずかしそうに現われた。
水着は、しっかりとヨンスの体を包んでいたが、
すらりとのびた透き通るように白い手足が、際立っていた。
ミンチョルは、この水着も悪くないなと思った。

(第一、あの胸が隠れているのがいい…)

ニッと笑い、目をクルッとさせると、近づいてヨンスの耳元にささやいた。

「似合ってるよ」

「もう、あなたったら。でも、やっぱり、私…」

ヨンスの不安げな顔を見て、ミンチョルは優しく言った。

「キミは無理しなくていいよ」
「僕は、少し泳いでくるから。そこで見てて…」

ミンチョルは、ヨンスを残し、プールへ入った。
ミンチョルの褐色の肌に水が弾けた。
ミンチョルは、ときどきヨンスの方を見ながらも、
すっかり泳ぎに夢中になっていた。
水に濡れたミンチョルの肌は、ぬらぬらと艶めかしく光っていた。
ミンチョルの泳ぐ姿を初めて見るヨンスは、
はじめは、泳ぎの上手さに見とれていたが、
そのうちに、ミンチョルの筋肉の美しさに目が離せなくなっていた。

すると、ふいに声をかけられた。

「あの…お一人ですか?」

見知らぬ若い男が、目の前に立っていた。

「泳がないんですか?」

「あの…私…」

ヨンスは、ミンチョルの方を見たが、水からあがる様子ではなかった。

(こういう時は、きっぱり断らないといけないわ…)

「…私、泳ぎたくないんです」

ヨンスは、泳ぎに夢中なミンチョルに心配をかけたくなかった。
精一杯、男を冷たくあしらったつもりだったが、裏目にでた。

「それじゃ、何か飲みモノでも…。いかがですか?」

男は、なおもしつこく誘ってくる。
ヨンスは、困った。

「あの、私…」

ヨンスが答えようとした瞬間、男の背後から、声がした。

「彼女に何か、用ですか?」

男がぎょっとして振り向くと、濡れた前髪をかきあげながら、
鋭い視線を放つミンチョルが立っていた。
厚い胸の筋肉からは、水滴がきらめきながら、こぼれ落ちている。

「僕の妻に、何か用事でも?」

再び、ミンチョルの声が低く響いた。
いつもは甘い響きも、こういうときは、
相手を一撃で退散させる響きに変わる。
男は、すっかりミンチョルに威圧され、すごすごと引き下がった。

ミンチョルは、目を瞑り、軽くため息をつくと、
まっすぐヨンスを見ていった。

「ヨンス、気をつけなきゃ、ダメじゃないか…」

「ごめんなさい」
「あなたの泳ぎについ見とれちゃって…」

ヨンスは、ばつが悪そうに、微笑んだ。

「これ以上、一人で置いておけないな…」

ミンチョルは、顎に手をやりながら、つぶやいた。

「ヨンス、おいで…」

ミンチョルは、ヨンスの手を引いて、プールに入った。

「どう?気持ちいいだろ?」

「ええ…でも、泳ぐの、あまり得意じゃないの…」

不安そうに、ヨンスはミンチョルの太い腕にしがみついた。
盛り上がった筋肉がヨンスを支え、厚い胸がヨンスを受け止める。
水の中で、温かいミンチョルの胸に抱かれ、
ヨンスは、おそるおそる手足を伸ばす。

「ふふ…子供みたいだな…」
「そういえば、海に行った時は、
キミが先に海に飛び込んだじゃないか?」

ミンチョルが、笑いながら、からかった。

「あの時は…」

といいかけて、ヨンスはあの海辺の一夜のことを思い出していた。

(初めて、あなたの激しい唇を知った夜だった。
あの時、私は、あなたという海に飛び込んだの…)

ミンチョルもやはり思い出したのか、優しい目で、ヨンスを見つめた。

(そう、キミは勇敢な人だ…)

心地よい開放感が、二人を包んでいた。


     *     *     *     *     *


「体が冷えるとよくないな…」
「ねぇ、ジャグジーに入ろうよ」

ヨンスがやっと水に慣れた頃、ミンチョルは、ジャグジーへ誘った。

「誰もいないよ」

二人は、ジャグジーの泡と温かくたっぷりとした湯に身を委ねた。

「おいで…」

ミンチョルは、ヨンスの肩に手を回し、抱き合う形で、耳元にささやいた。

「誰も…いないよ…」

そのまま、耳たぶを甘噛みする。

「あ…あなた…ダメよ」


驚いて避けようとするヨンスの顎のラインに沿って、
ミンチョルは、唇を這わせる。
そして、唇に辿り着くと、いつものようにねっとりと吸い上げた。
ヨンスの顔がみるみる上気してくるのは、お湯のせいだけではなかった。
抗おうとしても、ムダだということはわかっている。
吸い合う音は、泡の音でかき消されていた。

すると、ミンチョルは、大胆にも
ヨンスの水着の前についているファスナーに手をかけた。
しなやかな手つきで、少しずつ下ろそうとする。

「あなた…こんな所で…ダメよ」
「人がくるわ…」

「大丈夫だよ…僕たちだけなんだから…」
「それに泡で見えないよ…」

少し下がったファスナーの隙間から、ミンチョルは手を入れた。
アスリートのような水着にピッタリと押さえつけれていたふくらみは、
わずかな隙間から、弾け出そうだった。
ミンチョルの指先が、頂点を捕らえた。
ヨンスの体が、びくんと反応した。

人差し指と中指で挟むようにして転がす。
その絶妙な力のいれ具合に、頂点は、みるみるそそり立ってくる。

「あ…あなた…イヤ…」

ミンチョルの手から逃れようとして、身を捩ると、
新たな刺激となって余計感じてしまう。
やがて、ミンチョルは、手のひら全体で、こねるように揉みしだいた。

「あ…あン」

ミンチョルにしがみつきながら、
ヨンスは、はからずも、小さい喘ぎ声を漏らしてしまった。
体の奥から、熱い何かが首をもたげたのを感じていた。
やがて、それが、どうにも出来ないうねりとなって襲ってくることも。
その様子を窺っていたミンチョルは、追い打ちをかける。

「感じてるね…」
「気持ちいい?」

ミンチョルに耳元で囁かれるだけで、甘い刺激となって、
ヨンスは頭がボーっとしてくるのだった。
ヨンスは、恥ずかしい気持ちよりも、
こんな場所で感じている自分の淫らさが信じられなかった。

と、突然、ミンチョルは小さくつぶやいた。

「ダメだ…これ以上…」

水着の胸に差しれた手を抜いて、
水着のファスナーをきっちりと丁寧に上まであげた。

「ヨンス、もう、出よう」

急に、現実に引き戻されたヨンスは、驚いた。

「あなた、どうかしたの?」

ミンチョルは、ニッと微笑むと、耳元に小さい声でいった。

「もう…我慢できないよ…」


To Be Continued…

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by leejewel | 2006-11-16 05:39 | 創作文 「美日々」
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