「人類滅亡報告書」観ました!



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第25回東京国際映画祭で上映された
『人類滅亡報告書』
観てきました。
TIFF公式サイト

ではネタバレレビューです。
長いよ~(笑)




。。。。。。。


『人類滅亡報告書』
(キム・ジウン監督×イム・ピルソン監督)

2006年に撮影され、封切りまで7年もかかったという3つのオムニバス作品です。

3作品のあらすじは、こんな感じです。


「素晴らしい新世界」(イム・ピルソン監督)

家族が海外旅行に旅立って一人残された研究員ユン・ソグ(リュ・スンボム)は、デートの約束のためにゴミを分別しないで一度に処理して家を出てしまう。彼女(コ・ジュンヒ)と、焼き肉を食べ、クラブで踊った後、彼女との甘いキスタイム。そこで、不良たちにからまれるが、突然、豹変、怪力で倒してしまうソグ。彼の体に異様な変化が!無分別ゴミによって発生した?ウィルスで、ソウルの街は、ゾンビと化した人間で溢れかえる恐怖。


「天上の被造物」(キム・ジウン監督)

ロボットが人間の労働力に代わる未来。寺院が購入したガイドロボット「RU-4」が、自ら悟りを開いて説法をする域に達してしまう。これを人類への脅威と見なしたメーカー「UR社」は解体を決めるが、彼を「仏」として崇拝する僧侶たちが反対する。解体直前の瞬間に、「UR社」のエンジニアに過ぎなかったパク・トウォン(キム・ガンウ)は上部の決定に逆らって、銃を向けられるインミョンの前に立ちはだかる。果たして、インミョンは…


「ハッピーバースデー」(イム・ピルソン監督)

ビリヤード狂の父の8番ボールをつぶしてしまった小学生パク・ミンソ(チン・ジヒ)は、正体不明のサイトにアクセスしてビリヤードボールを注文する。2年後に惑星が地球に向かって接近し始め、ミンソ一家は地下防空壕に避難する。惑星の衝突から10年後、大人になったミンソ(ペ・ドゥナ)は、閃光に照らされた地上に出てみると…


では、レビューです。


まず最初の「素晴らしい新世界」について。

スンボムが、強烈キャラをオーバーアクションで演じてます。もう、この時点で、コテコテ韓国です。(爆)

ゴミが原因で?未知なるウィルスにより、ゾンビになっていく恐怖が、ユーモラスに描かれ、人間性を失ったはずのスンボムと彼女が、アダムとイヴなの?みたいな…

内容は意味不明、荒唐無稽ですが、出演者たちが、もう爆笑なんです。

う~ん、日本でいうと、豪華なゲストがちょい役で楽しませてくれる「トリック」劇場版みたいな感じかな。

スンボムと恋人に絡む不良高校生役に、マ・ドンソク!
ほら、ノムでチャンイの子分のコムやってた人。
不良高校生って、もう、これ、高校生じゃないっしょ。どっから見ても、おっさんだよ。それが、ゾンビになっちゃって、怖いやら、おかしいやら。

一番笑ったのが、パネリスト役の、ポンジュノ監督の壊れ具合。
そのギャグを受けるのが、ユン・ジェムン。

いきなりのコテコテギャグに、劇場内の観客が、笑いどころに戸惑ってる?って感じで。
いや、ここ、笑っていいとこなんだよね。
きっと、韓国だったら、大声で笑うんだろうけど、日本って、そーじゃないじゃない?

彼らが、どんな役者さんか、わかる人は、大笑いしてました。

私もブロ友も、後ろの男性方も、もちろん爆笑。

いや、おかしすぎるよ、これ。

ゾンビになったスンボムに、殺される父親も、ああ、誰かと思ったらキム・レハだわ。
最後の最後まで、セリフきっちり言ってたけど、キム・レハだから許されるしぶとさに、ああ、お腹が痛い。(爆)


全編面白かったんだけど…
結局、これって、ギャグですか?監督?(爆)

映画終了後、イム・ピルソン監督のQ&Aがあったんですが、聞けばよかったかしら?
あまりに遅い時間だったので、帰ってしまって、ごめん、イム監督。

ジウンちゃんだったら、残ってたんだけどね~<はっきり言うね。(爆)



2番目の「天上の被造物」について。

このポスターの姿は、ロボット「インミョン」が、仏像の前に深々と礼拝する様子です。
この時、インミョンは、「私はどこから来たのか?どこへ行くのか?」と問うのですが、それは、哲学的な問いであり、実に淡々としているのですが、同時に、インミョンの慟哭のように感じました。

ロボットにあるはずのない「魂」の叫びです。

抑揚のないロボットのセリフが、なおさら胸を打つなぁ~と思ったら、インミョンの声は、あのパク・ヘイルがやっていたので、どうりで本当に深みがあります。


解体するのを拒めば、破壊するしかないと、銃を向けられ、多くの人を守る為に、インミョンは、自らの意志で
すべてを停止します。

自ら停止することのできないロボットのはずなのに…

インミョンは、仏教でいう悟りの境地「涅槃」に入ったということなのでしょう。


人間でなければできない、いや、人間であってもなかなか到達できない精神世界の最高の境地に到達したロボット。
人間を超えてはならないという理由(恐れ)から、創り出したものを破壊するというのは、人間の奢りではないかと感じました。

人類の愚かな恐れが、人類の未来にとって大切かもしれない何かを失わせてしまうのです。

このストーリーで言えば、未来永劫、悟りを説いてくれるであろうインミョンという存在を、人は失ってしまいました。

「人間よ、何を恐れているのですか?」というインミョンが投げかけた質問が、さらに意味深く感じられます。


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                                   ↑
この銃かまえてる役にカメオ出演してくれてたらなぁ~なんてね。私たちの彼がね。(笑)

インミョンを思わずかばってしまうエンジニア役のキム・ガンウが、また、いいんですよね。

ロボットのストーリーを軸にしながら、彼の揺れ動く心を、この短いお話の中に構築してゆくのは、ほんとに素晴らしいと思います。

このエンジニアまで、実は、バイオチップを埋め込んでいるアンドロイド?みたいな仕掛けもあって…
あんなにインミョンは、美しいロボなのに、ペットロボのワンコ(笑)は、まるで、おもちゃの犬そのもので笑いました。インミョンに制作費かけすぎたのかしら。(爆)(追記しました)

とにかく、ジウンちゃんなので、映像も美しいし、アングルもいいし、無駄なところのない作品でした。

人間にしか許されない世界=宗教の領域、つまり、お寺とロボットの融合。
これを、モチーフにした想像力は見事です。

さすが、ジウン監督!
惚れ直しました。(笑)


私、じゅえる…

煩悩だらけの衆生ではありますが…

ここに登場する尼僧のように、いつまでもインミョン様の説法をきき、悟りの道へ導いてもらいたいと思いました。
とても深く考えさせられる素晴らしい作品でした。



3番目の「ハッピーバースデー」について。

これも、イム・ピルソン監督作品。
ブラックSFっていったらいいのかな。

全員、キャラがおもしろすぎるんだけど、やっぱり、ラストしかでないのに、ペ・ドゥナが、印象的な作品でした。

これ、アニメの「ギャグマンガ日和」の「終末」に似ていて、じゅえる的には、想定内の作品でしたね。

気になる方は、「ギャグマンガ日和 終末」で検索してね。
いろんなMADのベースにされてる有名なアニメです。(笑)



『人類滅亡報告書』は、26日にも上映しますので、お時間のある方はどうぞ。



。。。。。。。


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初めて
東京国際映画祭というものに
足を運びましたが

時間が許せば
観たい映画ばかりでした。


もう一つ狙っていた作品が
チケット即完売してしまい
うぇ~ん!でした。
舞台挨拶もあったんだよ~
もう、泣く。(爆)

その作品はコレ。
シネマトゥデイ


東京国際映画祭
初日のグリーンカーペットは
大盛況のようでしたが

上映期間中の夜なのに
あの釜山国際映画祭のように
にぎわっているわけでもなく

ちょっと寂しかったかな…

でも
夜の六本木で
シネマデートっていうのも
すごくいい感じですよね~

この夜
付き合ってくれたブロ友Jさん
ありがとう!^^



さて
王様の動員が1000万人を超えたので
ブロ友と祝杯をあげました。
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香港飲茶だったので
青島ビールで
건배!^^

おめでとう!
そして、もっと動員が伸びますように!




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by leejewel | 2012-10-24 08:41 | 映画の話
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