「Trick or Treat」



ハロウィンはとっくに過ぎましたが…(笑)

「Trick or Treat…」という言葉で
浮かんだお話があったので

迷宮みんちょる

久々描いてみました。^^

ショートです。

再び
ハロウィン気分に戻っていただいて…

お時間のある方はどうぞ…







。。。。。。。



『Trick or Treat』



「あなた…ちょっとお話が…」


ミンチョルから受け取ったスーツの上着をハンガーに掛けながら、ヨンスが話しかけた。


「絵画教室にキッズクラスができたって言ったでしょう?今度の日曜日、子供たちを集めて、ハロウィンパーティーをやることになって、そのお手伝いをしてくれないかって頼まれたの」


「ハロウィンパーティー?まさか、キミ、仮装でもするのかい?」


ミンチョルが、悪戯っぽい目をして、ヨンスを見る。


「いやだ、仮装してくるのは、子供たちよ。私は、お菓子を配る係です」


ミンチョルの冗談を真顔で返すヨンスに、ミンチョルは、ますますからかいたくなった。


「なぁんだ、つまらないな。キミが魔女の格好したとこ、見たかったのに…」


「まぁ!あなたったら…お菓子は、子供達のお母さんたちが作るのよ。それでね…」


(ハロウィンパーティーか…)


ミンチョルは、ヨンスが楽しそうに話すのを聞きながら、数日前のキチャンの話を思い出していた。


「社長!ちょっと聞いてくださいよ!」


オフィスに飛び込んでくるなり、キチャンが、めずらしく興奮している。


「一体、どうしたんだ?そういえば、昨夜のパーティーの報告を受けていないが…」


「あ、報告が遅れまして、すみません…」


我に返ったキチャンが、急に姿勢を正して、ぺこりとお辞儀をした。


「報告いたします。昨夜は、約束通り、キム会長にお会いしまして、例のイベントの企画協賛の件、快諾していただけました。それから、他にも、紹介していただいた方々の名刺は、ここに資料と一緒にまとめてあります」


ミンチョルは、キチャンのよく整理された資料に、パラパラと軽く目を通した。


「そうか…ご苦労だったね。それで、ハロウィンパーティーだったんだろ?楽しめたかい?」


今回は、日ごろ、真面目すぎるほど真面目なこの男にとって、いい経験になるだろうと思って任せた仕事だった。


「そうなんですよ。ハロウィンパーティーで、みんな仮装してて、ほんと楽しかったです」


「それは、よかった…」


「はい、すごくよかったです。あ、いえ、それが、全然よくないんですよ。ああ、思い出した。社長!聞いてください!」


キチャンが、再び、この部屋に入ってきた時のモードに戻って、興奮した調子で話しだした。


「キム会長との話を終えて、私は、カウンター席で飲んでいたんです。そしたら、猫の扮装をした綺麗な女性が二人近づいてきて…」


「ふうん。それで?」


ミンチョルは、メガネをはずして、キチャンの顔を見る。


「VARIOUSの方ですよね?って聞かれたので、ハイって答えたんです。そしたら、社長さんは?ってきくので、『今夜は、自分が代理できた』と言ったら、二人ともすごく残念そうな顔をして…
『なぁんだ!あの社長がくるかと思って、楽しみにしてたのにぃ…』って。挙句『ヴァンパイアの仮装できてほしかったよねぇ。あんなヴァンパイアなら、襲われてもいいわ』って。
社長、どう思います?」


「いや、どう思うって。それは、単にからかわれただけだろう。気にするな…」

(クソ真面目な男は、これだから、困る…)


ミンチョルは、やれやれとばかりに、心の中で呟いた。


「いや、気にしますよ!私だって、スーツをビシッと決めていったんですよ。私は、独身、社長は、既婚者!ほんとにいまの若い娘は、何を考えているんだか…」


「そうか、それは、たいへんだったね…」


ミンチョルは、ため息交じりに答えたが、キチャンの話は、まだ終わってはいなかった。


「まだあるんです。一緒に行ったのに、いつのまにかパーティーの女の子の方に行ってたキュソクが、急に隣に戻ってきてて、『そりゃ、社長のヴァンパイアは、かっこいいに決まってる…』って、私の肩を叩いたんですよ。なんですか、それ?自分は、仕事もせず、女の子と話してたくせに…」


(大の男のむくれた顔は、なんとも喰えないな…)


キチャンの顔を見ながら、ミンチョルは、苦笑した。


「仕事も兼ねて、パーティーも楽しんでもらおうと思ったのに…本当に残念だったね。で…本当に、つまらなかった?」


実は、ミンチョルは、キチャンが二次会に繰り出して、とんでもなく弾けていたという話を、キュソクからすでにきいていた。
意味ありげな笑みを浮かべるミンチョルの顔を見て、ハッとしたキチャンは、恥ずかしそうに下を向いた。


「しゃ、社長…まさか…ご存じなんですか?」
「し、失礼いたします!」


キチャンは、ぺこりとお辞儀をすると、あわてて部屋から出て行った。




「やっぱり、お菓子作りもお手伝いに行こうかしら…あなた?どうかなさったの?」


ミンチョルは、ヨンスにきかれて、我に返った。


「ああ、ごめん。ハロウィンで、ちょっと思い出したことがあって…」


「なあに?」


「いや…仕事の事さ。大したことじゃないんだ。それより、キミは、お菓子を作るのも、上手なんだから、手伝ってきたら?ただし、疲れない範囲でね。子供たちとハロウィン楽しんでおいで…」


ミンチョルは、穏やかな顔で微笑んだ。


・・・◆・・・




日曜日、ヨンスが、絵画教室のハロウィンパーティーを終えて、夕方帰宅した。


「ただいま。あなた…遅くなって、ごめんなさい」


「お帰り…楽しかった?」


「ええ、それがね…子供達の仮装ってすごいのよ!あのね…」


子供好きなヨンスにとって、今日は、とても楽しかったのだろうと、興奮さめやらぬヨンスの止まらない話を聞きながら、ミンチョルは思った。


「急いで、お夕食の準備しますから、待っててくださいね」


「ねぇ、ヨンス…」


「なあに?」


ミンチョルは、エプロンをしようとしたヨンスの手首を掴んで、グイっと自分の方へ引き寄せる。


「Trick or Treat…」


「え?」


「そうだな…僕はお菓子なんかより、こっちがいい…」


ミンチョルの唇が、ヨンスの唇を奪う。


「んんンっ…」


「どう?こっちの方が、お菓子より甘いだろ?」


「もうっ…あなたったら…」


ミンチョルは、微笑むヨンスを腕の中に閉じ込めた。


「あ、ミンジは?」


ヨンスが、思いだしたようにきいた。


「ミンジなら、さっき遅くなるって連絡があった」


ミンチョルは、腕の中のヨンスを離そうとはしない。


「あ、あなた…お腹すいてないの?」


「うん、ペコペコだよ。だから…もう、待てないんだ」


ヨンスの耳元で、そう囁くと、ミンチョルは、ヨンスの胸を洋服の上からまさぐった。


「ちょっ…ま、待って…」


「ん?どうして?」


そのままソファに押し倒されたヨンスの胸に顔を埋めていたミンチョルは、顔をあげると怪訝な顔をしてきいた。


「だって…」


「だって?」


ミンチョルが、ヨンスを見つめる。


「あなた…」


ミンチョルの瞳を見ていると、ヨンスは、抵抗できなくなる自分を感じていた。
そう。
抗うなんてことは、必要ないのだ。
愛する相手から求められる事が、こんなにも、心も体も幸せにしてくれる。

(あなた…愛してるわ)


ヨンスは、にっこりと微笑むと、細い腕を彼の背中に回した。
ミンチョルをたまらなく愛しく思う気持ちが、今のヨンスを満たしていた。
ミンチョルは、満足げな笑顔を浮かべると、ヨンスの唇に唇をゆっくりと重ねた。


ミンチョルの長い指が、ヨンスのブラウスのボタンを次々とはずしていく。
はだけた胸のブラをグイッと押し上げると、白い膨らみがこぼれ出る。
誘うようなピンク色の頂点を口に含むと、チュッと音をさせた。


「あぁっ…」


小さな声を漏らし、ヨンスは体を捩りながら、ミンチョルの愛撫に反応し始める。
ミンチョルの指が、フレアスカートの中のヨンスの内腿に触れた。
そして下着の上から、熱く感じ始めている部分を擦りあげる。


「あんっ…」


もうその場所は、しっとりと湿度と熱気を帯びている。
ミンチョルは、するりと下着を脱がせると、一番感じる場所に指を這わせた。
ヨンスの体が、ビクンと跳ねる。


「もう感じてるね…」


溢れ出てきた蜜を絡め、中指を奥にぬぷりと侵入させた。


「やっ…あっ…あぁっ…」


ヨンスの感じる場所を確実に狙うミンチョルの愛撫に、ヨンスの体は、貪欲になっていく。


「あ、あ、あなた…もう…私…」


頬を紅潮させて、恥ずかしそうに懇願するヨンスの姿態を見ると、もっと淫らに、もっと感じさせたいという欲望が、ミンチョルの中にむくむくと沸き起こってくる。


「いっていいよ…」


ミンチョルが囁くと、ヨンスは、瞳に恍惚とした光を宿らせて、なおも許してといわんばかりに懇願する。
容赦ないミンチョルの愛撫に、固くそそりたった中心は、ヨンスを絶頂へと導いていった。


「あああああッ…」


ミンチョルにしがみつくような格好で、ヨンスが果てる。
そして、まだ快感の波にいるヨンスを、ミンチョルは抱えあげ、ベッドルームのドアを開けた。


・・・◆・・・



ヨンスの白い肌に、ミンチョルの褐色の体がゆっくりと重なる。

薄明かりの中、二人は、何度も愛し合った。



「キミは、やっぱり魔女だね」


「どうして、私が魔女なの?」


魔女呼ばわりされて、心外だとでも言うような調子で、ヨンスがミンチョルの腕枕から身を起こした。


「だって…キミから離れられない魔法がかかってる」


「もう、あなたったら…」


ミンチョルの答えに、ヨンスは、クスリと笑った。


「じゃあ、もっと魔法を強力にしないと…」


そう言った途端、ヨンスは、ミンチョルの頬にキスをした。


「ダメ、そんなんじゃ、効かないな…」


「え?」


驚くヨンスを下に組み敷いて、ミンチョルは、ヨンスをじっと見つめる。


「もう一度!」


目を閉じたミンチョルの首にヨンスは手を回し、今度は、唇にキスをした。


「魔女のキスは、いかが?」


ゆっくりと目を開けたミンチョルの瞳を、ヨンスは覗きこむ。


「ああ…効いてきたみたい」


ミンチョルは、眉をピクッとさせて悪戯っぽく笑うと、再びヨンスを強く抱き締めた。



Trick or Treat…

お菓子より、甘いKISSがいい…





・.*. .:。Fine ・.*. :。


迷宮みんちょる
楽しんでいただけたでしょうか?


ミンチョル@ヴァンパイアに
ああンッ…
吸われたいぃぃぃ――――ッ!

言いたかったのは、そこです。(爆)


記念創作は
後ほど、裏にUPの予定です。

待っててね。




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by leejewel | 2011-11-10 02:00 | 創作文 「美日々」 | Comments(12)
Commented at 2011-11-10 10:12 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-11-10 14:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-11-11 01:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-11-11 07:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-11-12 11:29
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-11-13 01:02 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by leejewel at 2011-11-23 23:38
★2011-11-10 10:12 の非公開Hさん
>イヤ~~~ん❤私も、ヴァンパイアのミンチョルに吸われた~~い❤(笑)
そうそう!
ごちそうだよ~
吸われたいよね~
美しいだろうね…

>体温34.7度って?????生きてる?
あはは。
ったく、まいるよね。
どうしても35度台から、上がらないのよね~
Commented by leejewel at 2011-11-23 23:40
★2011-11-10 14:14 の非公開Jさん
>キチャンのはじけっぷり思わず想像して笑っちゃいました。
ああいう男って、やらかしそうですよね?(笑)

ハロウィンからヴァンパイアミンチョルを連想するのって、おもしろかったですか?

お化けの仮装だったら、魔女とヴァンパイアかな~と。
私は、猫がいいです。(笑)

史劇の次は、ヴァンパイアやってくれないかしら?
あの細身の彼なら、似合いそうですよね~
でも、ヴァンパイアだと脱ぎませんね。
裸になるウルフマンの方がいいかな。(爆)

>この二人はまるで現実に存在するかのようにずーっとずーっと続いているんですよね。
そうですね。
創作の世界だからこそ描き続けていける、ラブラブな世界ですね。
私の思うミンチョルは、優しくて、繊細で、気品のある男です。

最近、びょん創作も、少なくなってきたような気がするので、これからも、美日々創作は、思いついたら、描こうと思います。
Commented by leejewel at 2011-11-23 23:41
★2011-11-11 01:36 の非公開SAさん
私も、ふと思いついたので、描きました。
ミンチョルヴァンパイアを想像しながら。

ジャックオーランタンの変装は、普通、しないでしょう?(笑)
私は、CAT WOMANかな。
Commented by leejewel at 2011-11-23 23:41
★2011-11-11 07:31 の非公開Yさん
>わたしも、ミンチョル@ヴァンパイアとっても似合うと思うし、会ってみたいです。

ウフフ…でしょう?
美しくて、気高いとこがね。
そして、乙女の生き血を吸うってとこが、ああ、もう想像しただけで、たまりません。(笑)
Commented by leejewel at 2011-11-23 23:41
★2011-11-12 11:29 の非公開Dさん
堪能してくださって、ありがとうございます。
でも、これ、ショートで、しかも、エロ度低めなので…(笑)

他の美日々創作、おすすめします。
お時間あったら、遡ってみてくださいね。

裏は、ほとんど創作ですから、ゆっくり彷徨ってくださいね。
Commented by leejewel at 2011-11-23 23:42
★ 2011-11-13 01:02 の非公開SOさん
>表なのに・・・なんか、久々疼く感じが!(^^)!けどさ、間違って無い???

あはは。
いたずらっていうか…
いつもの展開ですがな。(爆)
私の思うミンチョルは、優しくて、繊細で、気品のある男で、わがままで、お坊ちゃんで…ああんっ…っていうとこも、もちろんあって。(笑)

ま、寝食忘れてっていうとこが、ミンチョルらしいかな。


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