「ノルウェイの森」観ました。



じゅえるのぶっちゃけレビューを
結構、楽しみにしてくださっている方も
いらっしゃるようで…
ありがとうございます。


さて今回は

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「ノルウェイの森」
行っちゃいました~


パンフが凝っていたので
つい…買ってしまった。(泣)






。。。。。。。



『ノルウェイの森』  公式サイトはこちら

★観た理由

原作が、あまりに有名で、読んだことのある「ノルウェイの森」の映画化だったから。
ただ、原作を読み返していなかったので、正直、この映画を見るまで、内容、忘れてました。

そして、トラン・アン・ユン監督作品だから。


★レビュー

一言で言うと…

濡れる、濡れないって…あーた…
そんなことで死ぬほど悩まなくても…
濡れ過ぎても、困るのよ。

あ、いえ、すみません。
彼女にとったら、深刻だったんですね。(泣)



さて、舞台は、1970年頃の日本、学生運動盛んな頃。


すると…

あら!早稲田大学キャンパスに
なんと横わけ、ピチピチズボンに、おっさんちっくなポロシャツ、カバン斜めがけときたら、もう、もう、もう…

ソギョン――――ッ!(爆)

違うってば。(爆)


ケンイチくんが、ソギョン、アニ「ワタナベ」を演じていました。

私、ケンイチくんの演技は好きですが、苦手な表情があって、それに、声のトーンが、ちょっと…

でも、ケンイチくんは、むずかしい役を見事に演じきっていたと思います。


菊池凛子さん演じる「直子」は、恋人より深いつながりのキズキを自殺という形で失い、他人を愛することができなくなっている女性。
キズキを受け入れられなかった体を呪い、傷を深くしていきます。

ワタナベは、親友キズキを失い、直子と喪失感を共有することで、自分も癒されたかったのでしょうか。

直子の体に触れ、心に触れ、彼女とセックスすることで、逆に彼女を崩壊させてしまうのです。

直子には、愛しているのに、体が受け入れられないという深い苦しみがあり、それが原因かどうかは、わかりませんが、一番大切だったキズキを失った心の傷は深いものでした。

直子のある種、女の業のような苦しみ、慟哭を、凛子さんは、骨太く演じていたと思います。

彼女は、線も細くないし、最初見たときに、直子のイメージじゃなく、なかなか好きになれなかったけど、後半、精神に異常をきたしながら、それでも、ワタナベを求め、その度に、また傷ついて病んでいく女性を演じ切っていました。

原作のとき希薄だった直子の苦しみを、この作品で感じたような気がします。



ワタナベを好きになるもう一人の女性、緑。
彼女を演じたのが、モデル出身で、韓国とアメリカのハーフの水原希子ちゃん。

この彼女、トラン監督が気に入って選ばれたらしいですが、驚くほど、トラン監督夫人に似た表情をするんですよ~

私だけですかね~そう思ったの。

監督~~~奥さまを愛してるのね~って、思いました。(爆)


そうそう、この彼女、私も気に入りましたよ~
すごく、いいんです。

コケティッシュなのに、優しさ、哀しさ、かわいらしさでいっぱいな雰囲気。

緑は、好きになったワタナベに、特別な女性がいることを知ります。
何時までも待ってる。
私に何をしてもいいけど、傷つけることはしないで。
愛する時は、私一人を愛して、と彼に言うのです。

このシーン、よかったです。
すごく緑の気持ちが伝わって、胸が痛くなりました。
自分を大好きだといってくれても、彼は、人間として、直子を捨てられない。

ああ、なんて切ないんでしょう。

人は、なぜ、人を愛し、愛ゆえに深い悩みを抱えるのでしょう。

映画を見ながら、自問自答しちゃいましたよ、ったく。(泣)



そして、ワタナベの努力も虚しく、直子は、死を選びます。

愛と死。

ここでもまた、死に直面し、喪失感に苦しむワタナベ。

ここの映像に、厳しい冬の海を選んだ監督って、すごいです。

だって、ほんっとツラそうだったもん。(笑)


愛というものは、ほんとは、その人のために運命(さだ)められた人にしか届かないのかもしれないと思いました。
ワタナベが、どんなに直子に愛情を注いでも、彼女は受け入れられなかった。
一方、緑は、彼の愛に応えて、愛そうとしている。


直子と施設で一緒だったレイコという女性が、ワタナベを訪ねてきます。
二人は、直子を失った悲しみを共有し、まるですべてを浄化するようなセックスをします。


いや~、このお話、ほんっと露骨なんですよね。あはは。
でも、映画は、露骨なシーンないんですよ。

監督の好みは、アイカムで、いやっていうほどわかりましたから、いいんですが。(笑)

でも、セリフは露骨で、とにかく、ちゅうばっかりしてます。(苦笑)

直子が、セックスであげる声も、痛々しいというか…
監督、ここにも拘りがあったようですが。


しっかし、雪上は、きついよね…あはは。


カメオ出演で、糸井さん、細野さん、高橋さんが出演されていたのは、とてもうれしかったです。
好きなメンツなので。


トラン監督は、日本の風景の映像化にとても心をこめていたように思いました。
女性も景色も、美しく映されていました。

音楽は、相変わらずで…(笑)
鼓膜から、いい気持ちにさせてくれました。


ぶっちゃけ、初盤、情緒的すぎて、飽きてしまいました。

監督、ごめん。

でも、後半、直子とワタナベ、ワタナベと緑の関係を描きながら展開していくストーリーに引き込まれました。


「どこにいるの?」
「今ぼくはどこにいるんだろう・・・」

ラストの緑とワタナベの会話。

いろんな事を乗り越えて大人になった彼は、たぶん、緑のところに帰ってきたんだな~


この作品は、正直、微妙でしたが、最近、あいまいなことの必要性を感じているので、観てよかったと思いました。


余談ですが、トラン監督の作品ですから、彼もきっと観るんじゃないかな…なんてね。^^



また、村上春樹さんの原作、読みなおそうと思います。



長々、読んでくださり、ありがとうございます。
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by leejewel | 2010-12-15 02:02 | 映画の話 | Comments(0)
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