人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ドンポへの想い




「I Come With The Rain」

初日、ドンポにお会いになられた方…

よく眠れましたか~?



私は、試写会の夜は
全く眠れませんでした。




※1回目を観た私の感想です。

いちおうマジ路線(笑)







それはドンポに
欲情してしまったからです。あはは。(笑)

というより
彼の気持ちが痛いほど入り込んでしまって…

ドンポに同化したいという
衝動を感じました。



私、ジョシュくん演じるクラインと
連続猟奇殺人者の話、好きなんです。

犯人に近づくあまり同化してしまう話。
とても興味ありましたね。

監督がモチーフにしたという
画家フランシス・ベーコンを
感じる映像でしたよね。

クラインが殺人鬼と同化し、彼を芸術家と認め
彼を射殺することで彼の芸術を完成させた。

それはつまり
クライン自身が
殺人鬼の中にあった禍々しい肉体への想いを
受け継ぐことになってしまったのではないか
と思いました。

その苦悩、トラウマから逃れられず
ずっと赦しを求めているクライン。


ドンポは
すごく少年でした。
繊細で…凶暴で…

リリを愛するというより
彼女に救いを求めていたのかもしれません。

彼の演技は
すべてツボなんですが…イヤン(*ノ∇)ゝ

特に
戻ってきたリリに
会いに行くかどうか逡巡し
やっぱ、俺、我慢できないっ!とばかりに
抱きしめに行くドンポ。

一途なのよ~

最高です。


そして
シタオに添い寝しているリリを見つめるドンポ。

切ないわ~

でも、裏切ったリリを殺さないのよね。


ヘマした子分を滅多打ちにして殺す癖にね。

ドンポのそのときの昂り(爆)
確認できましたでしょうか~?みな様?


傷つけたシタオの前で
心ならずも
ポロポロと懺悔の涙を
流すドンポ。

ドンポも、赦しを求めていたのでしょうか…

そして赦されたのでしょうか…


ラスト…
わたし的には
もっと悲惨な結末を予想していたのですが

拍子ぬけというか…(笑)

後から考えると
救いのあるラストだなと思いました。


降り注ぐ雨と同じ
真上からのアングルで
十字架にかけられたシタオと
彼を救いだすクラインをとらえた映像。

クラインもまた赦されたのでしょうか…





作品のメッセージは
観た方にゆだねられています。

とにかく感じてくれ!ということなのかな~


ロンドンで監督と一緒に
初めて作品を観たびょんとジュシュ。
監督に何が撮りたかったのか?ってきいたとか。^^


私は奥さんを撮りたかったんだと思います。(笑)
今までの監督の作品
ずっとヒロインは奥さんでしたからね。


彼女はマリア的存在???
どこかの感想にマグダラのマリアか?と
書かれてましたが
ちょっとそんな気もします。

どこまでも聖女であるリリが愛するシタオ。
そのリリに執着してやまないドンポ。
シタオに癒されたいクライン。

地獄を見てきた同じ座標にいるドンポとクライン。


以上
1回目を観た私の勝手な解釈&感想です。


次回は
もっと、ああだこうだと考えながら
観たいなと思ってます。


いちおう3回観てから
ちゃんとしたレビューまたは
エロネタレビュー(爆)または
創作を描こうかな…

待っててね。




by leejewel | 2009-06-07 10:59 | 「ICWR」
<< 1マスだけでいいと思ったのに…(爆) お知らせ >>